復活なんて大げさだけど(^^)
若かりし頃、バイクに乗ってたことがあって、そのときに買ったベルトを復活させたのである。
数十年前となる僕の記憶が正しければ、行きつけのバイク屋の小さなショールームの隅っこに今の言い方でいうとカラーボックスみたいな木箱が1つあって、上には置物か文鎮かの用途にされたバイクのエンジン内部の部品、中の一番上にはバイク雑誌やカタログ、まん中は貸し出し用のヘルメット、一番下はちょっと思い出せない・・・。
オイル交換とかのメンテナンスの待ち時間は、たいていはショールームにある高嶺の花のバイクを見たり、店頭に並べてある中古バイクを見たり跨がったりして時間をつぶしてたのだが、ある日、そのカラーボックスにあった《カワサキ》のグッズカタログを見たのだった。
そこには、レース場で見るような傘やジャンパーや皮ツナギ、タオルや小物などたくさん載ってたように思う。
そのバイク屋は《カワサキ》取扱店だったけれど、《カワサキ》しか扱ってないところじゃなかったからか、僕が当時乗ってたのも《カワサキ》のバイクじゃなかった。
だけど《カワサキ》のベルトを注文したのだった。
今こうして書いてる間に思い出したところでは、《カワサキ》のバイクに乗ってた友だちにプレゼントする物を探してた際に、そのカタログに載ってたものをプレゼントすることを思いつき、ついでに自分のも注文した・・・。
たぶん、これが当たってるだろう。
30年くらい前の記憶の引き出しにあったのはこんな感じ(^^)
で、今回の復活とは、春に片付けをしてた際に、ベルト部分の皮がダメになってから記憶にないくらい放ってたその懐かしのベルトを見つけ、どうにか復活できないかと長らく考えるともなく考えてたのである。
修理に出すようなものでもないし、復活に何千円も使いたくないし・・・と考えて、結論は、使えるバックル部分はそのままに、使えないベルトの長い皮のみを交換することにしたのだった。
バックルのベルトの長い皮を付けるところはテコの原理?でギザギザのところを食い込ませてあるだけ。
幅が合うベルトを買って、購入したベルトのバックル部分は取り、こちらに長い皮のところを付けた。
交換自体はめちゃくちゃ簡単だった、というか、過去に使ってたとき、今回と同じ交換作業を1回はしたことがあるんじゃないかという作業効率ぶりだった。
記憶にないんだけど(^^)
これが完成したもの⇧
バックルのところの皮の部分は黒いけど、僕的に長い皮の部品が黒い場合、ボロくなるとすぐ目立つ気がするので、茶色系の長い皮を付けた。
ベルトは、着けてても常に自分の視野に入るものじゃないので何でも良いといえば何でも良いんだけどね。
ちなみに、今回の復活にかかった費用は500円だった。
最近は、バイクといえばトム・クルーズの映画を観て、その超絶アクションに「おぉ!すごい!」と感心するだけで、自分の過去についてはバイクのバの字も思い出さない感じだった。
でも、今回のこのベルトつながりの記憶で、なぜか、初代ZX-9Rのタンクカバーに圧倒されるライディング姿勢を思い出した。
愛車として所有してたバイクを真っ先に思い出さず、試乗しただけで所有をしたことがない初代ZX-9Rを思い出しすとは・・・。
欲しかったけど買えなかったのか、乗りこなす自信がなかったので買わなかったのかは全然思い出せない(^^)