メルカリで売れて、調子に乗って家の物をいろいろと処分したら、後で後悔することってあると思います。
本もそのひとつで、処分したこと自体を忘れた頃に読み返したくなる。
カバンなんかは、メルカリで長期出品してやっと売れたと思ったら使いたくなったりするのが不思議です。
僕は幸か不幸か勤めてた会社を早期退職して今は所得がないものだから、欲しい物をなくす術を身に付けて、愛着がわきそうな物を増やしてないです。
「術」なんて書いてますが、ただ年齢的に愛着がわきそうな物かそうでない物かの見分けがつくようになっただけなのかもしれません。
強い愛着を持つ物を持ってないというのは、肩の荷が降りたような気軽さであることに最近気づきました。
例えば車ですが、鳥フンを落とされたとか、キズつけられたとかで気が狂いそうになってた過去の自分と決別できたみたいな。
それが、全ての「物」で出来つつある気がしないでもない今日この頃です(^^)
さて、メルカリの出品をやめた漫画は、寺沢武一さんの『コブラ』です。
この漫画は絵もストーリーも大好きです。
しかし、表紙絵的にパートナーや子供の目に留まらないところに仕舞わざるを得ない感じ。
テレビアニメや映画にもなったような漫画なのに、そんなわけで仕舞ってました。
ところで、僕は学生時代から漫画を買い始めて、社会人になって引っ越しをしても処分せずにたくさん持ってました。
それらをメルカリで最近になって売り始めたのです。
それらはたいてい1週間もかからず売れたので、勢いで出品したらそのままサヨナラということばかりでした。
「やっぱりやめた」と思う前に売れたというわけです。
で、『コブラ』の出品をしようとした際に、これ以外に出品する漫画は無いかな?と本棚や押し入れを探したら全く無いことに気づきました。
この漫画、寺沢武一さんの『コブラ』で僕の漫画コレクションは終了で、大げさに言うなら漫画というものと決別です。
テレビアニメの『鬼滅の刃』は子供が観たがるので録画して一緒に観てますが、単行本は買わないです。
この『コブラ』という作品をこれまで売らなかった理由は、「もう一度読んでから」というだけなので読了したら売るはずです。
ただ、この作品以外の漫画はというと、もう一度読んでからと思いつつもメルカリに出品して、結局は読まなかったのです。
久しぶりに寺沢武一さんの『コブラ』第1巻を手に取り1話目を読んでみると、ストーリーは何となく覚えてたみたいで、新鮮さは8割くらいでした。
でも、会社を早期退職してから僕自身が小説を書いてることもあってか、セリフやストーリーの展開をなぞるように見てる自分に気づき、購入当時とは異なる読み方で、ある意味とても興味深く読ませてもらいました。
読了したら売るのをやめるかな?
処分すると決めたら振り返らないのが得策な気がしますね(^^)