抗体カクテル療法「ロナプリーブ」を終えて自宅療養継続で回想③

子供のコロナ症状がわずかな発熱だけで普通な感じに戻るのを間近で見た。

その様子を見て、大人がかかっても大したことにはならないと思った。

ニュースで連日言ってるのも、これまで通り“対岸の火事”のような感覚だった。

それが、子供の発熱の2日後に一変した。

陽性確定の小さい子供を除いて、家族全員は高熱でダウン。

全滅。

僕は抗体カクテル療法で重症化は免れたものの、連日高熱が出たり体験したことのない強い頭痛、関節痛や筋肉痛といったコロナ陽性の脅威は、今思えば子供からうつった病気とは別物だったのではないかという気がしてならないほどである。

*抗体カクテル療法をやらなくても病気が快方に向かったかもしれないが、比べるものがないので抗体カクテル療法で重症化が免れたと僕は思っています。

38度超えの高熱が4日も5日も続くと、もう治らないのではないかという恐怖を感じるようになった。

ニュースで見るような重症化が待ってるのだろうと、布団の上で恐怖で震えたりもした。

緊急事態宣言のところにわざわざ旅行に行ってきた我が子の友達の家族は本当に発熱も何も無かったのかをそんな絶望の中で想像してた。

子供が発熱してもコロナ感染を疑わない親がこのコロナ禍のご時世に仮にいたとする。

そしてその親が勤める会社は、朝の体温を自主申告するか申告義務自体が無い会社か。

僕が体感したコロナの発熱は、夜に向かって高熱になり朝は若干下がるので、もし38度近くの体温があったとしても会社への体温申告が本人の自主申告なら36.5度前後を適当に申告し、マスクを一日中つけてたら難なくパスできる。

僕が保健所の人に聞いたところでは、20代や30代の人でも子供並みの回復力だったり感染症状が出ない大人もいるとのことなので、子供の友達の両親とも、もしかすると20代や30代でそんな感じだった可能性もある。

完璧な貧乏くじを引いたのは、50代の僕とパートナーということ。

我が家は保健所にもちゃんと陽性報告が伝わり自宅療養を守ったので感染拡大は無かったはずだが、感染拡大地域に遊びに行ってた人へのPCR検査が強制でない以上は感染拡大を防ぐのは不可能だと思う。

学校で子供たちにPCR検査を真面目に実施したら、すごい数が出て、その家族が濃厚接触者で自宅療養となると経済が回らなくのではと想像したりする。


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■27日抗体カクテル療法のために入院
■28日退院
■31日(本日)はふらつきも収まりつつあり、少し頭痛があるくらい。
昼間に測った体温は36.7度だった。

*体温は「計る」ではなく、体温測定の意味から「測る」だそうです。