早期退職とプライド

早期退職して数年目になり、いろんなところで求められる記入項目の職業欄に「無職」と書くのに抵抗がなくなりました。

子供の入院でも親の職業欄の記入を求められて、「無職」ときっちり書きました。

この「無職」と書くのにプライドも何も無くなったのですが、儲けてないので確定申告をする必要がなく、住民税の申告のみを形式上してるだけの現在、僕は住民税非課税世帯です。

住民税非課税世帯の何が悪いのか?と冷静に考えると、そこで変なプライドが出てきます。

これは僕だけの話じゃない気がするのですが、「非課税世帯の人は減額や免除がありますよ」と言われたら、素直になれないプライドが発動するんですよね。

ちゃんと払えないほど金欠じゃない!と。

ちなみにお役所とかは、税金とかの請求はすれどお得情報は聞かないと教えてくれない。

少し前のテレビドラマの飲み屋の店主のセリフ「あるよ・・・」みたいな。

*キムタク主演のドラマだったような。
うろ覚えの記憶なのですいません(^^)

話は少しズレますが、以前、外食をした際にスマホ決済のペイペイで支払いました。

ペイペイのキャンペーンで、市の対象店舗で20%オフ(後日、ペイペイ残高付与)というのをやってたのでお店に入ったのです。

食事中に僕のパートナーが「この店のクーポンないかなぁ」と言いました。

僕は、ペイペイの20%オフキャンペーンだけで満足なのに・・・と心の中で思い、パートナーの言うことを流しながら本来受ける予定のキャンペーンの詳細を確認しようとスマホのペイペイアプリをタップしました。

そこで目についたのが、ペイペイアプリのクーポンです。

数あるクーポンの中から何気にそのお店を探すと、何と20%オフクーポン(後日、ペイペイ残高付与)がありました。

そのクーポンも使って、まさかの40%オフで食事したというマジ話です。

さて、子供の入院のこと。

僕が住む市は、子供の入院治療費が無料です。

それを思うと、他に何を望む?という心境になりませんか?

上記のペイペイの話、20%オフで食事ができるのにこれ以上何を望むんだ?!と似た感覚・・・。

全ての市町村はどうかわかりませんが、僕の住む市の非課税世帯の人は、入院時の食事代を市役所の手続き次第で減額してもらえるというのです。

子供は治療費自体が免除でも食事代は実費なので、病院の事務の人が入院時に僕が書いた用紙の「無職」という記載を見て教えてくれたのでした。

親切に言ってもらったにもかかわらず、最初はプライドが発動たようで、申請なんてしないと僕は思ってしまいました。

食事代くらい払えるし!みたいな。

でも、入院が長引いてきたので、素直に申請に行ってきました(^^)

市の国民年金課というところで『限度額適用・標準負担額減額認定証』というのを申請して即発行してもらいました。

入院してる子供の保険証とマイナンバーがわかるもの、僕のマイナンバーカード(カードが無ければ、免許証などの身分証とマイナンバーがわかるもの)。

申請にはそれらが必要でした。

この『限度額適用・標準負担額減額認定証』という長ったらしい名前の認定証を病院に提出したおかげで、入院時の食事代が1食あたり半額以下になる予定です。

僕の子供が入院してるところの正確な食事の金額は割愛するとして、例えば1食500円では1日あたり3食で1500円。

10日も入院すると、認定証を提出するかしないかで7500円も変わってくるんです。

早期退職して無職の非課税世帯になったらプライドは必要か?と今聞かれたら、「プライドの問題じゃない。受けれる権利は喜んで受けるべき」と答えます。

コロナ禍でも、《受けれる権利のまとめ》みたいなのを役所が周知させてたら、困窮者の何割かは困窮せずに済んだのでは?と思えることが多いです。

身近な例では、困窮してても国民年金を免除も猶予も申請せずに満額払い続けてた人がたくさんいそうな気がします。

ちなみに、国民健康保険は、2月か3月頃の住民税申告(所得がある人は確定申告?)をちゃんとしてれば、適正?な金額に変更されたはずです。