映画『ハドソン川の奇跡』は、俳優のトム・ハンクスさんが主演です。
何と実話の映画化だそうです。
録画してたのをすっかり忘れててやっと観ました。
このブログのタイトルに意味ありげに書きながら、書けば書くほど映画のネタばれになるということに気づきましたので、書いては消し、書いては消しを繰り返し、結局は映画の内容を知ってる人に「内容とかけはなれてる!」と言われかねない意味不明なブログ内容になったかもしれません。
スケールも違い過ぎなのでご理解いただけないかもしれませんが、ご了承下さい。
さて、僕が早期退職をする考えになったきっかけはたくさんあったのですが、会社に対してこれと言う不満みたいな元々の決め手を忘れてしまってたのです。
それは会社を辞めてから何年も思い出すことができませんでした。
一大決心の早期退職までしたのに、深層心理にある「二度と会社勤めはしない」と思わせる《何か》がわからなかったのです。
会社に居た頃、早期退職を考える前も後も数人のチームで僕は仕事を常にしてました。
ある日、チーム内で僕が主導で進めてた仕事でミスが起こりました。
僕が主導で進めてた仕事でのミスでしたが、会社の度重なるコスト削減が原因であることは明白でした。
ミスが起こる以前から上司にコスト削減が仕事のミスにつながるという問題点を何度も伝えてました。
しかし、取り引き先が気づかなければOK的な対応で、会社ぐるみのいい加減な対応が続いた後のロシアンルーレット的なチームのミスなのでした。
また、始末書はチームのミスなのでチーム全員の連名のはずなのですが、上司はおろかチームの人たちも知らぬ存ぜぬを決め込み、僕ひとりが悪者になりました。
まぁ、そこはブラック企業で、濡れ衣的な全責任を僕に押し付け、会社をあげて取り引き先に対して隠蔽(いんぺい)工作をしつつ、僕を徹底的にねじ伏せました。
ねじ伏せの僕への洗脳内容は、「コスト削減は仕事に何ら影響は無く、ミスは僕ひとりが取り引き先を軽んじていい加減に仕事を進めたために起こったことで、お前は会社の信用を落とした大悪党」みたいな・・・。
たったひとつの始末書と共に、上司と同僚と会社への完璧な不信感が付いてきた感じでした。
その一件の後から、僕はほとんどの同僚と関わることをやめて、視野を狭く黙々と仕事をして早期退職だけを目的にお金を貯めたわけです。
実のところ、心の中ではその一件の時に会社を辞めてたわけです。
映画のように信頼できる同僚と最終的に事実をちゃんと受け止める会社だったなら僕は今もまだ会社に在籍してたかもしれません。
映画の主人公はミスではなく、僕はミスだったというところが決定的に違うので上手く伝えられないですが、とにかく僕はこの映画を観て退職した謎が解けたわけです。
会社や上司や同僚は信頼できる存在でなければならないということですね。
そうは言っても、会社に今も在籍してたら現在のように早期退職して悠々自適にブログを書いて”健康優良不労中年“とか言ってなかったですし、夢だった電子書籍出版の小説家になってなかったという意味で、親愛なる(クソ)上司や(クソ)同僚がいてくれたことに感謝しかありません。
ブラック企業ネタで書いた本は、ブログ記事下で紹介している電子書籍のペンネームで出版してますが、小説は違うペンネームで出版してますのでナイショです(^^)