早期退職するにあたり、趣味の物をメルカリなどで処分したことを以前に書きましたが、早期退職をする以前に完結した趣味的なことがありました。
それは、ガレージライフです。
簡単に言うと“車やバイクいじりができる車庫のある生活”という感じでしょうか?
早期退職を考えて節約を始める前の趣味として車やバイクがありました。
その車やバイクの趣味は疑うことなく老後にまで普通に続いて、夢のマイホーム+車庫で車やバイクいじりを趣味にするカッコいい年寄りになるつもりでした。
だが、しかし。
予算というものがあります。
家にお金をかけると車やバイクがショボくなる。
車やバイクにお金をかけると家がショボくなる、又は、無限賃貸か。
車やバイクが豪華で家がショボくなることは、たいていの場合は家族が全力で反対してくることなので、よほどお金に余裕がないと一戸建て+高額車両となりません。
家も車もピカピカで、実は全てローンというある意味“強者”がいるにはいますが、ローン=返済すべき借金なので、捕らぬ狸の皮算用は極力控えるということが最良だと僕は思います。
さて、僕は、アパート住まいのときにバイクのガレージ代わりハイエースという箱形の車を使ってたことがあります。
別にレースをやってたわけでもないのに。
もちろんそのハイエースは普段の足なので、どこに行くにも車の後部にバイクが載ってるというバイク好きにはたまらない?環境でした。
でも、この環境が悪い意味で凄かったのです。
屋外放置のバイクは気にならないのですが、密閉した狭い所にあると、マフラーの臭い、バッテリーの臭い、エンジン周りの臭い、オイルやチェーン油の臭い、そしてガソリンの臭い、などなどなど・・・。
結局、ガレージは臭いがこもるので要らないという結論と元々ガレージの予算が無かったということもあり、何の変哲(へんてつ)もない家を購入したのですが、忘れた頃に懲(こ)りもせず玄関に無理矢理入れるという再挑戦を試みたりしました。
玄関に入れてどうなったかというと、やっぱり、マフラーの臭い、バッテリーの臭い、エンジン周りの臭い、オイルやチェーン油の臭い、そしてガソリンの臭い、などが狭い家の隅々まで行き渡るので、結局は愛車を外に放置でした。
早期退職して、家族で使う車を残してバイクも手放したわけですが、手放すときにはあちこちにサビがあり、人気車ではなかったのもあって二束三文でした。
夢のガレージライフの僕の結論は、愛車の雨宿り的な使用なら費用対効果は高すぎな気がしますので、お金持ちの特権ということですかね。
ちなみに現在は24時間暇人な無職ですが、今、ガレージと愛車があったとしてもそこに入り浸って”いじる“かというと疑問です。
冷静に考えると、そもそもポンコツや旧車じゃない限り“いじる”ところってそんなに無いわけですから。
「バイクいじり」、「車いじり」という言葉に魔力あり。
そんな気がします。