【虫嫌いな人は閲覧ダメ】アゲハチョウの幼虫が緑色のちっちゃい王蟲で、カッコ良くなったこと

 

《いらすとや》の画像

《いらすとや》さんのサナギの絵。この絵はイメージです

 

 

タイトルから脱線して、最初は病気の「うつ」の話・・・

勉強なんてまともにしてこなかった僕ですが、早期退職してから当たり前のことに感動したりしています。

 

暇なし低賃金のブラック企業勤めは心身ともに疲れるだけでなく、思うように稼げない自分へのいらだちやお金持ちへのねたみなどで心がすさみ小さな感動や発見まで見過ごしてしまいます。

 

ブラック企業勤務あるあるで、病気の「うつ」になると周りへの関心や興味がなくなるようです。

 

僕はブラック企業での激務のさなかに唯一頼れると思ってた上司に「うつ」かもしれないと訴えて、「診断書をもらってきたら対処してやる」と言われました。

 

藁(わら)にも縋(すが)る思いだったこともあってかその時のことはよく覚えていて、「医者に診断してもらう状態になって初めて対処する会社には長居無用」と目が覚めたわけです。

 

※会社を辞める動機としてこの考えが甘いと思う人は少なからずおられると思いますが、病気の「うつ」は避けれるなら避けるのが人生の得策だと僕は思います。

 

完璧な「うつ」になる前に会社を辞めれたと自分では思ってるわけですが、会社を辞める前に(ブラック企業ならでは?の)人生最悪の精神的苦痛を与えられたために、辞めた後もしばらくは、世の中への関心、音楽や絵などの芸術への興味が全くなくなるという不思議な心境に陥ってた期間があるので、実は「うつ」だったのかもしれません。

 

みかんの木にアゲハチョウの幼虫

 

さて、タイトルのアゲハチョウの幼虫ですが、庭に植えてから全然大きくならない腰高のみかんの木が1本あります。

 

収穫に至る実がならない木なのに虫にばかりに狙われるそのみかんの木には、美しいアゲハチョウがやって来ます。

 

黄色と黒の模様がとても美しいアゲハチョウは、羽を広げて軽やかにやって来るので思わず微笑んで見とれてしまうのですが、みかんの木にとっては「害虫」です。

 

アゲハチョウはみかんの木の葉っぱにたくさんの卵を産んでいき、孵(かえ)った数が多ければ多いほど葉っぱは幼虫に食べられてボロボロになります。

 

みかんの木も大きければ笑顔で見れるかもしかもしれませんが、我が家の腰高しかない小さい木でやられると、葉の色は緑でも葉が落ち始めた秋の落葉樹かと思わせられるはげ山感満載です。

 

僕はそれを見てるだけだったのですが、今季は家族がそのアゲハチョウの幼虫を虫かごに入れて家の中で飼い始めたのです。

 

虫かごにみかんの木の葉っぱを入れてるとあっという間に無くなります。

 

アゲハチョウの幼虫がサナギになる最後の姿とサナギになった姿

 

僕は家族が興奮して言うほどアゲハチョウの幼虫には興味が無かったのですが、サナギになると聞いたときに初めてまじまじと見ました。

 

子供の頃に見た記憶にないほどの可愛いらしさ。

 

以下の画像は虫かごのフタを裏返したものなので、本当は重力無視で虫かごの天井にいる状態です。

 

葉っぱを食べてたときはもっと胴長でいかにも青虫っぽかったらしいですが、妙な具合に縮こまってじっとしています。

 

ちなみに、葉っぱをひたすら食べまくってたときのうんちは健康的なコロコロしたもので、さなぎになる前は水分が多い目のうんちなのだと家族が熱く語ってくれました(^^)

 

アゲハチョウの幼虫

 

右側のタツノオトシゴみたいなのは、少し前に巣立ったアゲハチョウのサナギの抜け殻だと家族が言ってました。

 

アゲハチョウの幼虫

 

拡大して見ると頭に不思議な模様がある、めちゃくちゃ可愛いい緑色の王蟲(オウム)です。

 

※王蟲とは、宮崎駿作品『風の谷のナウシカ』に出てきたもの。

 

次の日に見たときには、可愛い王蟲(オウム)がこんなカッコいい?姿に。

 

アゲハチョウのサナギ

 

※繰り返しますが、右側は少し前に巣立ったアゲハチョウのサナギの抜け殻。
※上と下で画像の明暗が違いますが、下の方が本来の色に近いです。

 

アゲハチョウのサナギ

 

知ってる人は知っていると思いますが、形が変わりすぎて僕はびっくりでした。

 

自然界の神秘、恐るべし。

 

脱皮する生き物はそこそこ知ってる気でいましたが、ここまで様変わりする生き物って凄すぎ・・・。

 

この後、これを脱皮して羽を広げてアゲハチョウになること自体、アンビリバボー!です。