節約して早期退職をした方法?

タイトルの「早期退職をした方法」の後に?(ハテナ)としたのは、そもそも早期退職に方法があるのか?というところに疑問があるからです。

実のところ、早期退職というのは「方法」というよりは「理由」で、理由が勝った人が早期退職を実行して、理由が曖昧な人はなんだかんだ言って定年まで勤めると思います。

ブラック企業勤めだった僕なんて、明日出勤したら帰るまでに絶対ウツになってると思いながら毎日出勤してたくらいですので、会社を辞めたら二度とどこにも勤めたくないという「理由」だらけでした。

会社勤めが楽しいとか頼りにされてるとかやりがいがあるとか、会社を辞めるという考えが微塵(みじん)も無い人は大勢いるはずです。

対して、どうしても会社に馴染めないとか、人生に必要ない苦痛を避けれないブラック企業にいるとか、そんな理由などで早期退職したい人も大勢いると思います。

辞めるとペナルティがあるかのようにほのめかす酷いブラック企業以外は、基本的に会社員というのは「続ける」か「辞める」かの二択だけ。

重要なのはただひとつ、会社を辞めた後の生活を維持していくお金が必要ということ。

その金額の基準が各人多いか少ないかです。

以前に流行った2000万円という金額は「老後」という言葉が頭についてましたので定年退職者に対してだったと思いますが、早期退職の場合でも「たまに働くかも?」というセミリタイアなら老後でもないのに2000万円すら必要ないという人もいると思います。

でも、早期退職するなら1億円必要というような人もいるかも。

これに関しては早期退職に限らず、60歳や65歳、70歳の定年退職でも同じことが言えます。

浪費癖を自覚しないと安泰で悠々自適な定年退職もできず、一生働くことになると思います。

さて、僕がいた会社は安月給のブラック企業ですが、僕を含め社員が着替えをする会社のロッカールームの隅っことかには必ずと言ってよいほど1円玉や10円玉みたいな“はした金(がね)”が落ちてました。

入社したての頃、そんなはした金を見つけると、「お金が落ちてますよ」と近くにいる先輩や同僚に言ってましたが、言ってもたいてい拾わないんですね。

「お前が拾っとけよ」とか「お前にやるよ」とか、適当に言われました。

以前も書きましたが、その人たちの中には、高そうな車に乗り、最新のスマホを持ってるのに、給料日前にはお金が無いと誰に言うでもなく独り言のようにブツブツ言って給料日前には昼メシを抜いてる人がいました。

僕は散歩で中古車屋の前を通りますが、500万円とかの高額な中古車を見るとたいていその人を思いだし「今もこんな高い車に乗って給料日前には昼メシ食べてないのかなぁ」とふと思います。

僕はその中古車の販売価格を見ると「500万円あれば何年暮らせるかな?」と考えたりもします。

早期退職をするにあたってざっくり言うと、家賃が無い住居に住むというのが一番の強みです。

次に、車も家も何もかも含めて、ローンをひとつも組んでないこと。

後は、水道光熱費や車の維持費といった固定費を(楽しみながら)どこまで削減できるか?