4月から始まる新学期は、新しいクラスメイトと一(いち)から始まる。
僕はこの「作業」が苦手でした。
各家庭の事情によるテンションの違いから、笑顔の人、機嫌が悪い人、など。
トラウマや本来の性格から、仲良くなろうとする人、そうでない人、などなど。
進級するごとに意図的にシャッフルされたクラスメイトは、僕の場合、幼なじみや学校の友だちと同じにならないことばかりだったので、新学期は子供ながらに腹の探りあいのような無駄な作業が必要でした。
知らない人たちだけで盛り上がってるクラスを見て、打ち解けるまでここは自分の居場所じゃないとよく思ったものでした。
学校は僕のメンタルを試してたのか?と今になって思います。
「今」というのは、50歳超えのおっさんになった「今」なんですけど(^^)
子供と話してると自分が子供だった頃を昨日のように思い出せるもので、キッカケさえあれば思い出せる記憶の引き出しの多さにびっくりさせられることが多いです。
もちろんおおざっぱにですが。
さて、我が家の子供が新学期から一緒のクラスになった子の1人がYouTubeをやってるとのこと。
「YouTubeを観てるじゃないの?」
「違う。YouTubeをやってるって」
「ユーチューバーってこと?」
「そう・・・」
我が家の子供は、自分もユーチューバーをやってみたいと言葉を続けましたが、僕はユーチューバーに関して何とも答えれませんでした。
理由は、僕にユーチューバーというものの知識がないから(^^)
そのクラスメイトに詳しくやり方を聞いてきたら良いかもしれませんが、僕はそもそもYouTubeを見ないので本当に何とも答えれないのでした。
少し前のニュースのネタか何かで、子供が将来なりたいものがユーチューバーから会社員(サラリーマン?)に変わったと、仕事として堅実な考えになった的に言ってた気がします。
在宅ワークをする親の姿を見てカッコいいと思ったから、とかも言ってた気がしますが。
でも、実のところ、ユーチューバーは今すぐになれる、又は既にユーチューバーになってしまってるので、別に他のことに興味ないから会社員と言っただけかも。
昔の子供以上にいろんな情報を知ることができる今の子供は、大人が思う以上に情報を客観的に見てるのかもしれません。
昔の子供がなりたいと言った職業には絶対になりたくないと思うのは正常かもしれず、「そんな命がけの職業や訴えられるリスクばかりの職業をやりたいなんて言うもんか!」とは子供ながらに忖度して口が裂けても言わないかも。
動画撮られてたら、いくら小さい子供でも「あの時、こう言ったよね」と証拠にされちゃう世の中だというのも心得てるかもしれません。
だから、差し障りない「会社員」。
僕は何気にそう思いました(^^)