仕事を全くしなくてもいい額の貯金があるリタイアに対して、常には仕事をしなくてもやっていけるくらいの貯金がある(と思われる)セミリタイア(早期退職)。
そんなセミリタイアになってもアルバイトなどをしてる人が大勢いるようです。
これは、たぶん「暇(ひま)」だから。
将来のお金が不安で少しでも稼ぐというなら、勤めてる会社をセミリタイアをしない方が良いに決まってます。
サラリーマンとして仕事することや必要に迫られて仕事するのと、暇だから仕事するのとでは訳が違います。
僕がサラリーマンをしてた時、僕が所属してた部署の仕事の補助でアルバイトの学生やおっさんが居たりしました。
僕が勤めてた会社はブラック企業だったので、職場の雰囲気や仕事内容に対して安すぎる時給などが原因でアルバイトはすぐに辞めちゃうんですが、いとも簡単に辞めるその自由さがとても羨ましく思ったのを覚えてます。
正社員である僕の心境は、鎖でつながれてるような、常々調教されてるような感じでしたので・・・。
アルバイトが辞めると、「正社員はアルバイトみたいに簡単に辞めれないからね」と、ブラック企業ならでは?の脅しを当然のように言う上司の言葉を真に受けて聞いてました。
ちなみに、僕が満を持して、退職をしたいことをその上司に伝えたら、「辞めさせないよ」と平然と真顔で僕に言ったのには正直生きた心地はしませんでしたね。
これは今でも当時の空気感を思い出せますが、サイコパスとはあんな感じかも。
上司に退職の意思を伝えてから数年の間、なんだかんだ理由をつけて辞めれない理由を並べて延長させられました。
僕には家族がいるので、ただ円満退社したかっただけ。
社長や上司や同僚もグルになってひどい接し方をしてきたので、うつ病の一歩手前まで追い込まれた感じでした。
ブラックなつまらない話をしてしまいましたが、そんな会社で勤めてた僕は、現状が暇で暇で仕方なくても仕事は2度としたくないです。
アルバイトもしたくない・・・。
そういう意味では、ブラック企業の連中は僕をポンコツにすることに成功して喜んでることでしょう(^^)
たいていのセミリタイアの人は、普通に会社を退職されてると思うので、アルバイトでも何でも新しいことをするのが楽しくて仕方ないのでは?と思ったりします。
たぶんそうだと思います。
何のためにセミリタイアしたのか?
人それぞれ辞め方は違うにしても、たった1度の自分の人生を後悔しないように、だと思います。
僕はうつ病まっしぐらなサラリーマン生活をしてる自分が、「何か違う!」と思いました。
そんなわけで、僕は何とか50歳になる前に会社を脱出したのです。
最近ふと思うのですが、50歳を超えて数年経つ現在の僕に「五十にして天命を知る」なんて大きい意味の何かは特に感じないですね。
60歳頃になって「あれが五十の天命だったのか?」と、何か思い当たることがあるのかもしれませんが。
今のところの天命は、朝の連ドラ『ちむどんどん』を欠かさず観ることみたい(^^)